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2005年10月05日

特許専用実施権行使事件

特許専用実施権行使訴訟(平成17年6月17日最高裁第2小法廷)
平成16年(受)第997号 特許権侵害差止請求
「特許権者は、その特許権について専用実施権を設定したときであっても、当該特許に基づく差止請求権を行使することができると解するのが相当である。」
(判例時報1900号139頁)
この問題は、地上権を設定した土地の所有者が不法占拠者に対して自ら物権的請求権を行使できるかという問題と対比して論じられる場合があり、一般的には肯定されているものである。