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2005年11月28日

知的財産権の侵害警告と「正当な権利行使」ー近時の裁判例についてー 瀬川信久教授

最近の裁判例では、広く「正当な権利行使」の場合に警告者の責任を否定するケースが多いが、権利の無効、非侵害についての認識可能性を問うことなく警告者の責任を否定できるのは、(1)問い合わせ型、(2)司法手続に随伴する中止要求型、(3)中止要求型だが被警告者の適正な判断を侵害しない場合に限られるべきであると論じている。
(知的財産法政策学研究 第9号 111頁)