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2007年07月03日
北海道出張シリーズ!
新緑まぶしい北海道で、美味しいウニ丼を食べた後の仕事は万事順調に終わり…気がつけば夜!ということで、シリーズ第2段も、やっぱり晩ご飯スポットのご紹介です。
今回伺ったのは、取引先の方が「ここはどうですか?」とご紹介下さった「花遊膳」さん。場所はススキノのほとんど真ん中に建つ、ジャスマックプラザホテルの地下にあります。
入ってまずはお店の広さにびっくり。
およそ400席あるという席数もさることながら、壁面には水槽、中央には巨大な生簀があり、鯛やら鱒やらが悠々と泳いでいる姿は圧巻。
メニューも北海道ならでは!というものが勢揃い。



北海道では、“素材が良いあまり料理人の腕は鈍る”と言われるそうですが、それも納得、お刺身で食べたり、ただ焼いたりしただけで充分完成された美味しさです。
が、それだけでは終わらない、でっかいどう北海道。
思いもよらぬ、どんでん返しが…!
魚介類達による主役争いが加熱する食卓へ、彗星のごとく現れたこちらの食材!


上の方は「ジャガイモの印籠焼き」と言って、ジャガイモの中央をくりぬき、蟹とアスパラを詰めて焼いたものに、蟹のあんがかけられたもの。そして下の方は「ザクロ割りフライドポテト」で、ざっくり割ったポテトを素揚げし、ザクロの実と塩がかかっているもの。
これが!これが、ものすごーく美味しかった!のです。
ジャガイモってこんなに甘かった?こんなに味があった?という感じで、皆口に入れた瞬間思わずうなってしまったほど。
それはまさに、主役候補の豪華絢爛な魚介類達の中で、ひょんなことからステージ中央に躍り出たジャガイモに、試しに一曲踊らせてみたら皆が息をのむ華麗なダンスをやってのけた感じ。
お后候補を探していたら、家にシンデレラがいた感じ。
相手が年下だと思って偉そうに話していたら、実は先輩だった感じ。
そんな意外性も加味して、にわかに漂うジャガイモ一人勝ちムードです。
さらに追い打ちをかけるかのように、
「こんなに気だての良いジャガイモなら、カレーでも肉じゃがでも、どこに出しても恥ずかしくないよ…」
というジャガイモ農家の方の声すら聞こえたような…。心にくい演出です。
もうわかってる、一口食べただけでわかってるの。あなたが特別なジャガイモだってことは。
でも、ああ。それでも言ってしまいます。北海道産ジャガイモ最高!
と、ジャガイモの地位が一気に向上しつつ、札幌の夜は更けていったのでした。
つづく。
■SHOP DATA■
「花遊膳 (ジャスマックプラザホテル内)」
北海道札幌市中央区南7条西3丁目
TEL011-551-3333
投稿者 kondolaw : 2007年07月03日 09:29
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