« 安芸市遠隔地法律相談 | TOP | 熊本出張 »

2012年09月03日

司法研修所45期20周年

 京都にて、最高裁判所司法研修所45期20周年記念大会が開催され、同期の弁護士、裁判官、検察官の大勢が集まりました。

120903shihoukensyuujyo01.jpg

 まさに、同じ釜の飯を食った仲間、あるいは寝食を共にしたというような関係で、当時は、起案等のために徹夜をすることはざらであり、深夜仲間と議論をすることもたびたびありました。
 また、司法研修所での弁護士、裁判官、検察官のかつての教官にもご来賓として多数ご参加いただきました。いずれの教官も錚々たる顔ぶれであり、かつての教官と司法修習生という関係性を思い出し、背筋がピンと伸びるようなよい緊張感もありました。

120903shihoukensyuujyo02.jpg

 久し振りに、教官を囲んで、法律論や司法改革などについての意見交換をしていると、20年の月日が経っていることもすっかり忘れてしまうぐらいでした。「失われた20年」という言葉がありますが、自分はその間、どれだけ成長したのだろうかと若干不安になるところもあります。

120903shihoukensyuujyo03.jpg

 ただ、当時の司法研修所は、司法修習生が教官に積極的に質問をし、また食らいついてくような貪欲な姿勢や雰囲気があり、自分の頭でしっかり考える習慣をこの時期に身に付けることができたと思います。本当に貴重な時期であったと思います。
 先入観や前例などに縛られず、人に頼らず、自分の頭でしっかり考え、自分が正しいと信ずる道を行くこと、これがまさに法律家としてのレゾン・デートルであるとこの頃確信するようになったと思います。

 当時の仲間には、本当に立派な弁護士、裁判官、検察官がたくさんいます。テレビによく出演している八代英輝弁護士も、同期です。ちょっと写真がぶれてしまっていますが、男前4人衆です(笑)。

120903shihoukensyuujyo04.jpg

 また、著作権法の分野で有名な福井健策弁護士やこちらもよくテレビに出演している本村健太郎弁護士も、同期です。本当に様々な個性や専門分野を持った仲間が集まっているなあと思います。

120903shihoukensyuujyo05.jpg

 このたびの20周年記念大会に参加し、思わず顔がほころぶような懐しさを感じるとともに、友情は苦労を共にしたことから生まれるものであり、若い時に友と苦労を共にすることは本当に大切だなあとも感じました。

 健康に留意し、同期の仲間とともに、あと10年、20年と頑張りたいと思います。