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2012年05月30日

安曇野出張

 長野県安曇野に出張に行ってきました。大阪からは、新幹線で名古屋まで行き、そこから特急しなのに乗り換えることになります。

 早朝からの仕事のため、前泊入りしていたのですが、5月下旬なのに、明け方かなり冷え込み、Tシャツ1枚で寝ていた私は、危うく風邪を引きそうになりました。午前5時半頃、JR松本駅前は、かなりの靄が立ちこめていました。

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 遠くには、2000メートル級の山々が見えるはずなのですが、靄のため遠くも全く見えなくなっています。5月下旬なのに、かなり肌寒く感じます。

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 松本駅から車で高速を走り、20分ほどで安曇野市に入りました。午前6時半頃には、ようやく靄もなくなり、遠くには、冠雪の白馬・八方尾根が見えます。
 当事務所で研修を積んでいる司法修習生も同行したのですが、保全執行初体験のため、やや緊張気味です。執行に臨む心構えや執行官に対する暴力は公務執行妨害となり、そのような場合には私人による現行犯逮捕も可能であることなどをレクチャーしました。

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 保全執行は、無事、短時間で終了しました。
 帰りは、長野まで車で北上することも考えたのですが、時間がかかり過ぎるため、JR大糸線の豊科駅から各駅停車の電車に乗ることにしました。電車の本数があるのかどうか、やや心配です。
 駅からも、白馬・八方尾根が綺麗に見えます。

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 ちょうどタイミングよく、豊科駅から松本行き電車に乗ることができました。車内はまだ空いており、ボックスシートの2席が空いていたので座ろうとしたところ、先に座っていた中学生に「この席は、友達が乗ってくる席なんで、、、」と申し訳なさそうに言われました。どうやら毎日次の駅から友人が乗ってくるということみたいです。普通電車なのに、それぞれの席が決まっている?そんなローカル・ルールがあるのかとびっくりしました。そして、いくつかの駅を経由していくうちに、朝のラッシュ時ということもあって、電車の中は若者たちで一杯になりました。
 車内を見渡せば、中年は私ぐらいで、まわりはすべて若者たちです。地方都市は都会よりもさらに少子高齢化が進んでいるのだろうと思っていただけに、かなりの驚きでした。

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 どうして若者たちばかりなんだろうとずっと気になっていたのですが、修習生と会話をしているうちに、大人達はみんな車で通勤し、若者たちは電車で通学するということにようやく思い至り、都会と地方では、生活する上でも色々な違いがあるのだなあと改めて感じました。

2012年05月28日

和歌山マリーナシティでの釣り

 先日、大学の先輩にお願いし、海釣りに連れて行っていただきました。
 午前4時起きで、自宅から和歌山まで車で1時間20分かかりましたが、すぐ目の前には、碧い海が広がっています。やはり生命は海から進化していったのでしょうか、海を見るといつも感動します。

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 釣り場所は、和歌山マリーナシティの防波堤の北端です。遠くに見えているのが、ポルトヨーロッパというテーマパークです。黒潮市場などもあり、何も釣れなかったら、帰りに立ち寄ってみようかなと漠然と考えていました。

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 午前6時頃、先輩のご指導を仰ぎ、早速釣り糸を垂れることに致しました。まず、釣り針に餌のオキアミを付けようとするのですが、釣り針が何度も指に刺さり、細かい厄介な作業です。手先は器用な方なのですが、釣り竿を投げようとすると、今度は、服に釣り針がひっかかります。
 まるでチャップリンの一人芝居のように四苦八苦しながら、ようやく戦闘モードに入ることができました。

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 釣り糸を垂れながら、魚のいる場所に餌を落とさないといけないんだろうなあ、潮目や潮時というものがあるんだろうなあ、餌をつつくだけの魚、さっと奪うように餌を持って行こうとする魚、色々な魚がいるんだろうなあ、魚と呼吸を合わせて竿を引き揚げる必要があるのだろうなあ、「最後まで諦めるな」という言葉もあるが、「諦めが肝心」という逆の言葉もあり、釣れない場合には、さっさと場所を変える必要があるんだろうなあと色々なことを考えさせられました。

 リベラル社の「釣り場ガイド 関西版」という本を見ると、チヌ、ガシラ、グレ、メバル、カワハギ、マダコ、キスなどが釣れると書いてあります。

 釣り初心者の釣果は?と言いますと、

・小さなマサバ 8匹
・グレの子供でしょうか、あるいはメジナでしょうか、鱗のある黒い太った魚 2匹
・鱗のない斑点模様のある、おそらくアイゴ12匹
のなんと合計22匹も釣れました。

 ただ、このアイゴという魚は、家に帰ってから調べてみると、どうやら背びれの棘に毒を持っているようで、最初釣り上げた時、強烈な反撃を食らい、出血し相当な傷みが10分程度続きました。今度は気を付けようと思っていたのですが、やはり釣り針から逃れようと暴れるアイゴに、その後も3、4回刺されていたのですが、毒針だったとは、、、なかなか手強い相手です。

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 まさにビギナーズ・ラックで素晴らしい釣果を上げることができ、黒潮市場に立ち寄る必要がなくなりました。家内には、「晩ご飯のおかずを釣ったから」とすぐに電話をしておきました。
 そして、家に帰り、またもや四苦八苦しながら、なんとか22匹の内臓を取り出しました。普段何気なく、お鮨屋さんで魚を食べていますが、職人さん達の苦労がよくわかります。後処理などはすべて家内にお願いしました。

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 小さなマサバは天ぷらに、メジナは煮付けに、そして強敵アイゴは塩焼きにと美味しくいただきました。
 先輩のご厚意と自然の恵みに心より感謝致します。

2012年05月21日

コマツ流のグローバルチームワーク

 石川県小松市のコマツ(株式会社小松製作所)を訪問してきました。いわずとしれた建設機械の世界的メーカーです。この県庁所在地でもない地方都市より、全世界に進出していったことを考えると、興味津々です。

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 JR小松駅前の「コマツの社」には、チリの鉱山から分解して持ち帰っていたという930Eという巨大なダンプカーが展示されています。総重量は2トン、積載状態で5トンだそうで、運転席は、ビルの3階ほどの高さのところにあります。

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 常務執行役員である日置政克氏より「コマツ流のグローバルチームワーク」という演題のご講演をいただきました。

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 日本に軸足を置いたグローバリゼーションを指向し、コマツウェイ(価値観、心構え、行動基準)の共有を目指していることにつき、わかりやすくご説明いただきました。
 特に、それぞれの地域の歴史や文化を尊重し、お互いの違いを認め合うこと、ひとつひとつのローカルの集まり(Σローカル)がグローバルであるというお話には、なるほどと納得致しました。
 Global Teamwork = information sharing + involvement + ・・・だそうです。

 また、モノ作りに関しては、「仕事に惚れるべし」「汗の中から知恵が出る」「失敗をあえて責めない」ことをポリシーとし、「学習する社員」や地道な努力・縁の下の力を表彰していくという姿勢にも感心致しました。このような地道な積み重ねが、「居甲斐」を感じる働きやすい職場のつながるのだそうです。

 現地マネジメント、営業・マーケティング、サポートのみならず、人事・労務についても、グローバルポリシーを共有した上で、現地主体で現地に任せていくということにも驚きを感じるとともに、強さの秘訣があるような気がしました。

 さらに、トップマネジメントとしては、行動基準として以下を有言実行していくのだそうです。
1 取締役会を活性化する。
2 社員とのコミュニケーションを率先垂範
3 ビジネス社会のルールを順守すること
4 決してリスクの処理を先送りにしないこと
5 常に後継者育成を考えること

 大変貴重なご講演であり、新しい観点や様々な発想をいただくことができました。誠に有り難うございました。

2012年05月01日

リフドッグクラブ

 先日、家内と宮城県宮城郡利府町のゴールデンレトリバー専門ブリーダー「リフドッグクラブ」に行ってきました。

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 大阪・伊丹空港から仙台空港へ、仙台空港から仙台空港アクセス鉄道線に乗り、仙台駅にてJRに乗り換え、岩切駅で下車、そこからタクシーで比較的スムーズに辿り着くことができました。その間、車中から風景を見ているうちに、少し暗い気持ちになりながらも、東北復興にかける人々の挫けない心や熱い思いを肌で感じることができました。


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 ここでは、14匹の可愛いゴールデンレトリバーの子犬に会うことができる「子犬見学会」が開催されていました。子犬は、まるで天使のように可愛く、子犬を見ていると、心が洗われるような新鮮な感動があります。

 まずは、子犬たちのおじさん?おばさん?にあたるゴールデンレトリバーの成犬たちにご挨拶です。


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 何匹かの成犬を順番に見せてもらいましたが、それぞれ毛並みや体型が異なり、また、はしゃぎ方や性格の違いなども顕著にわかり、全く興味が尽きません。みんな、とても陽気で、元気で、可愛かったです。

 成犬たちとしばらく遊んだあと、お目当ての子犬を見せてもらいました。バスタブのようなケージの中を覗き込むと、昼寝をしている子、綺麗にブラッシングをしてもらっている子、はたまた他の子を踏んづけている子など様々で、天真爛漫そのものと言った感じです。何匹いるのか数えるのも大変ですが、このケージ内には、8匹の子犬が共同生活を送っていました?


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 ゴールデンレトリバーの子犬や成犬を見たり、一緒に遊んだりしているうちに、遂に、子犬たちのご飯?おやつ?の時間になりました。小さく、わいわいがやがやといった雰囲気が一変して少し静かになります。子供の頃テレビでよく観たうつみ宮土理先生のロンパールームを彷彿とさせます。


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 横一線に、綺麗に勢揃いです!
 実は、8匹揃っている写真を撮りたかったのですが、動物の写真を撮るのはなかなか難しいのです。


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 そして、ご飯が始まると、4匹ずつ2グループに別れ、ぴんとしっぽを立てて、今度は、花びらというか、手裏剣というか、これまたとても可愛く、面白い光景でした。みんなで仲良く食べている姿がとても微笑ましく思えました。

 ゴールデンレトリバー・ワールドに浸っているうちに、あっという間に2〜3時間が経過しました。今回、スタッフの方々や犬友の方々などにも大変親切にしていただきました。この場をお借りしまして、感謝申し上げます。どうぞご縁がありますように。

■PLACE DETA■
リフドッグクラブ
宮城県宮城郡利府町しらかし台5−2−9