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2012年05月28日

和歌山マリーナシティでの釣り

 先日、大学の先輩にお願いし、海釣りに連れて行っていただきました。
 午前4時起きで、自宅から和歌山まで車で1時間20分かかりましたが、すぐ目の前には、碧い海が広がっています。やはり生命は海から進化していったのでしょうか、海を見るといつも感動します。

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 釣り場所は、和歌山マリーナシティの防波堤の北端です。遠くに見えているのが、ポルトヨーロッパというテーマパークです。黒潮市場などもあり、何も釣れなかったら、帰りに立ち寄ってみようかなと漠然と考えていました。

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 午前6時頃、先輩のご指導を仰ぎ、早速釣り糸を垂れることに致しました。まず、釣り針に餌のオキアミを付けようとするのですが、釣り針が何度も指に刺さり、細かい厄介な作業です。手先は器用な方なのですが、釣り竿を投げようとすると、今度は、服に釣り針がひっかかります。
 まるでチャップリンの一人芝居のように四苦八苦しながら、ようやく戦闘モードに入ることができました。

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 釣り糸を垂れながら、魚のいる場所に餌を落とさないといけないんだろうなあ、潮目や潮時というものがあるんだろうなあ、餌をつつくだけの魚、さっと奪うように餌を持って行こうとする魚、色々な魚がいるんだろうなあ、魚と呼吸を合わせて竿を引き揚げる必要があるのだろうなあ、「最後まで諦めるな」という言葉もあるが、「諦めが肝心」という逆の言葉もあり、釣れない場合には、さっさと場所を変える必要があるんだろうなあと色々なことを考えさせられました。

 リベラル社の「釣り場ガイド 関西版」という本を見ると、チヌ、ガシラ、グレ、メバル、カワハギ、マダコ、キスなどが釣れると書いてあります。

 釣り初心者の釣果は?と言いますと、

・小さなマサバ 8匹
・グレの子供でしょうか、あるいはメジナでしょうか、鱗のある黒い太った魚 2匹
・鱗のない斑点模様のある、おそらくアイゴ12匹
のなんと合計22匹も釣れました。

 ただ、このアイゴという魚は、家に帰ってから調べてみると、どうやら背びれの棘に毒を持っているようで、最初釣り上げた時、強烈な反撃を食らい、出血し相当な傷みが10分程度続きました。今度は気を付けようと思っていたのですが、やはり釣り針から逃れようと暴れるアイゴに、その後も3、4回刺されていたのですが、毒針だったとは、、、なかなか手強い相手です。

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 まさにビギナーズ・ラックで素晴らしい釣果を上げることができ、黒潮市場に立ち寄る必要がなくなりました。家内には、「晩ご飯のおかずを釣ったから」とすぐに電話をしておきました。
 そして、家に帰り、またもや四苦八苦しながら、なんとか22匹の内臓を取り出しました。普段何気なく、お鮨屋さんで魚を食べていますが、職人さん達の苦労がよくわかります。後処理などはすべて家内にお願いしました。

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 小さなマサバは天ぷらに、メジナは煮付けに、そして強敵アイゴは塩焼きにと美味しくいただきました。
 先輩のご厚意と自然の恵みに心より感謝致します。