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2012年02月21日

ソウル出張

 先日、ソウル出張に行ってきました。関西国際空港から韓国・仁川国際空港まで所要時間は約1時間半であり、札幌よりも近い距離となります。

 大阪・なんばからラピートに乗車する時は、優雅でゆったりとした気分に浸れるのですが、関空に到着すると、いつも、つい「なんて寂しいのだろう」と思ってしまいます。何か無機質な感じがして、活気がないのです。もっと大阪らしく、もっと庶民的に、あるいはど派手に、さらには綺麗なところも下品なところもすべてお好み焼きのように上手く包んでしまい、美味しく焼き上げられないものかと考え込んでしまいます。釣り場としての一部開放や24時間フリーマーケット、あるいは屋台に赤ちょうちん、場合によっては、巨大ガンダムに、巨大キティちゃん(笑)、人が集まるソフト面での工夫と規制緩和が絶対に必要だと常々考えています。

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 それに比べて、仁川国際空港は規模が大きく、とても活気がありました。免税店も多く、到着ゲートと中心部を結ぶトラムも、まるで通勤電車のように、上下とも混んでいました。市内への高速道路も片側4車線で、インフラ整備が行き届いています。

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 今回の宿泊先は、ソウル中心部のロッテホテルです。すぐそばに免税店もある交通至便なところで、日本人客が多く宿泊しています。今回の出張でも、通訳がいたこともありますが、英語はほとんど使わずに、日本語だけですべてが事足りました。
 日本語の表記も多く、NHKは普通に見れますし、日本語新聞もあり、日本にいるような錯覚に陥ってしまいます。

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 でも、ソウルは、大阪よりもかなり北にあり、マイナス5〜10度ぐらいの気温で、室外機からの空気や吐く息が真っ白になります。大阪で午前中の仕事を終えて、普通のスーツとコートでそのままソウルに出掛けてしまったため、ガタガタ震えるような寒い思いをしました。2月にソウルに行く場合には、厚着と耳当て(場合によっては、目出し帽?)が必要だなあと痛感致しました。

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 最後の写真は、少し足を伸ばした北村(プッチョン)と呼ばれる古い町並みが残っている場所です。携帯電話のカメラなのであまり上手く撮れていませんが、手前の古い町並みと遠くの近代都市のコントラストを表現するつもりでした!?

 東大門(トンデムン)には、24時間営業の巨大な百貨店のような衣料品の安売り店があり、夜中でも若者達で大変な賑わいでした。日本では各種規制で雁字搦めになっていますが、ここでは、自由なビジネスが展開されており、韓国の勢いを感じざるを得ませんでした。日本頑張れ、もっと明るく、もっと自由に、そして庶民の知恵を生かし、過度な規制は撤廃しなければならない、そういう思いをより強くしました。