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2008年08月08日

 ■ 「土用丑の日」再考 @竹葉亭

夏になると「土用丑の日」という言葉をよく耳にしますが、これって何のことなのでしょうか?

 土用丑の日 = 鰻を食べる

というのは、なんとなく知っていたのですが…
そもそも、「土用」が「土曜」だと最近まで思っていた人は私だけでしょうか…

実際のところ「土用」は土曜日の事などでは当然なく、
“万物は木・火・土・金・水の 5 種類の元素から成る”
という、中国の「五行思想」に基づく季節の分類の1つの事だそうで。

「土用」の季節は、土の気が盛んになるとして、万物を育成・保護する性質を表しており「季節の変わり目」の象徴で云々…

080808unagi01.jpg
ではなぜ丑の日が鰻なのか。

そう、そこですよ。
なぜ土用の丑に、鰻なのか。これをちょっと困ったときの「ウィキペディア」で調べてみたらですね、衝撃の事実が!

「鰻を食べるのが主流となったのは確固とした由緒由来が有るわけではなく、バレンタインデーのチョコレートや節分の恵方巻きなどと同様、現代でいうコマーシャリズムの産物といえよう。」

「現代でいうコマーシャリズムの産物といえよう。」

…ええっ!!
そうだったんですか?もっと深い意味はないんですか?!
そんなブームを勝手に作った(失礼)のは一体誰ですか?!

平賀源内が夏場に鰻が売れないので何とかしたいと近所の鰻屋に相談され、「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛したことがきっかけだと言われています。」

平賀源内さんだそうです。

…。

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突き出しは鮪の生姜煮

ともあれ、鰻はビタミン豊富でお肌にも夏ばてにも効果大。
陽差しが強く、暑い時に鰻を食べるのは理にかなっている、という事で解説終了。
いささか拍子抜けの感は否めませんが、

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まぶしセット

こちら「中之島 竹葉亭」の鰻は美味。

080808unagi04.jpg
ふっくらご飯にふっくら香ばしい鰻

軽くいける!
と思ったのですが、これがなかなかのボリュームで、食べても食べても無くなりません。
飽きるかな…と思ったら

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薬味とお出汁で。

そんなわけで飽きることもなく、美味しく完食してお腹も一杯です。
まだまだ暑い夏が続きますが、文政5年から続く流行に乗り、鰻を食べて乗り切りましょう。

■SHOP DATA■
中之島 竹葉亭
大阪市中央区心斎橋筋1-8-3
(そごう心斎橋本店13階レストラン街)
TEL06-6244-6872

投稿者 kondolaw : 2008年08月08日 11:40

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