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2008年04月14日
「鯵と桜」をテーマにしたお料理教室に行って参りました。
「鯵」という字ですが、魚へんに「参」と書くのは、鯵が3月ごろから美味しくなる魚だから。
実際は4、5、6月の初夏が一番美味しいということで、今まさに旬のお魚です。

鯵は使われているの?と思ってしまうほど鯵の姿が見えないお料理ばかり。
でも、ちゃんと鯵は使われていますよ。
実はおろした後、全てなめろうにし、調理しています。ですので、魚の姿が見えないのです。
ちなみに「なめろう」とは、おろした魚の身とお酒・味噌等の調味料、葱・生姜等の薬味を一緒にたたいた漁師さんのお料理。
お皿に残ったものまで舐めてしまいたいほど美味しいということで、「なめろう」と言うそうです。
そのままいただいても美味しいのですが、酢を加えれば「酢なめろう」、焼けば「さんが焼き」というお料理に変身します。
今回はこんなお料理に変身致しました。

道明寺蒸しと書いていますが、実は道明寺風。
家庭でも作りやすいよう、手に入れやすい餅米で作っています。
鯵のなめろうを包み、外は桜餅風に桜の葉で包んでいます。
やさしい薄味の餡を掛けていただきます。

なめろうは味付けを濃いめに仕上げているので、さっぱりとした茗荷・オクラ・長芋とよく合います。

ここにもちゃんと鯵は使われています。
サラダには、必ず葉物を一つ・みずみずしい野菜を一つ・ドレッシング等を含みやすい野菜を一つ使うといいそうです。

ご飯になめろう、薬味として大根卸し・生姜・葱をのせ、熱々のだしを掛けただけの単純なお料理。
でもこれが美味しい!
孫に食べさせたいほど美味しいから、「孫茶」だそうです。

花吸いは春らしく、山独活・菜の花とともに・・・。
ここで鯵の鮮度を見分けるポイントですが、鮮度のいい鯵は草色をしています。
鮮度が落ちると灰色に・・・。
鯵をお買い上げの際は、「色」でご判断下さいませ。
投稿者 kondolaw : 2008年04月14日 09:55
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