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2015年07月16日

ゴルフの聖地セント・アンドリュース

 今年の夏、念願であったスコットランドのゴルフの聖地セント・アンドリュースに行ってきました。海沿いの自然の地形を利用したリンクスコースと呼ばれるところですが、第一印象は、子供の頃よく遊んだ、あるいは、だだっ広い野原といったイメージです。

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この小さな古い建物が、ゴルフ界のルールを決める総本山R&A(Royal and Ancient Golf Club of St Andrews)です。リンクスコースでプレイしていると、バンカーやクリークなどをすっ飛ばしてしまう飛びすぎるボールやクラブを使うべきではないということもよく理解できます。
The R&A-official Website of The R&A

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 今年は、第144回全英オープン(The OPEN)が開催される記念の年であるため、大きなスタンドが至るところに設置されており、その大きさや開催規模に圧倒されます。

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 セント・アンドリュースのコースの敷地内では、ジョギングする人がいたり、犬を散歩させる人がいたりと、まるで近所の人達の公園のようであり、ゴルフ・コミュニティがしっかりと地域社会に根付いていることがよくわかります。

 この後ろに写っている小さな石橋が有名なオールド・コース18番のスウィルカン橋です。数々の名プレーヤー達が悲喜こもごもの想いを胸に渡ってきた橋です。

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 スコットランド滞在4日目、ニューコースにてプレイ開始です。曇天がまさにスコットランドらしく、1日の中に四季があると言われることがよくわかります。夏でもセーターや防寒具が必要となります。

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 フェアーウェイはかなり広いようにも思えますが、自然に造形されたアンジュレーションを避けることはできず、様々な難しいショットが要求されます。また、地面も固く、風やボールの落ち場所によって色々な方向にコロコロと転がっていきます。

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 ショットをちょっと曲げるだけですぐにラフに捕まってしまい、そこから脱出するのに四苦八苦します。真上から見ないとなかなかボールを見付けらず、ロスト・ボールすることもたびたびでした。第2打では、サンドウェッジを握らざるを得ないということもよくわかりました。

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 また、ポット(蛸壺)バンカーもとても難しく、ここらの脱出にも手を焼くことになりました。日本にはなかなかないバンカーです。見事1発で脱出成功となった決定的瞬間を上手く撮影することができました。

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 自然との共存、自然との闘い、そしてあくせくしない自然なプレイ・スタイル、スコットランドでのゴルフは最高でした。スコアは? そんな細かいことを気にしないのも、スコットランドのゴルフの良さでした(笑)。

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